アンジュルムと「生活」について

 

ここ1年間ぐらい、「生活」という単語が私の中で重要なキーワードとなっている。

 

大学、就活、恋愛、人間関係、社会人、転勤、一人暮らし。色々なことがあって「生活」を意識し始め、「生活」について日々考えるようになった。

 

そんな中で、最近のアンジュルムも「生活」というキーワードと密に関わっているなぁと感じたので、イキってはてブ書いてます。

 

 

私がそう感じ始めたのは、りなぷ〜こと勝田里奈ちゃんが卒業発表をした時。

 

 

アイドルであることは、もちろん確かに勝田里奈ちゃんの一部なのだけれど、私たちの知らない部分も彼女にとっては間違いなく自分自身。

 

“アイドル”であることも、“普通の女の子”なことも、彼女の「生活」の一部なのだ。

 

 

そして、それはヲタクに関しても同じ。

おまいつ、ピンチケ、女ヲタ。今は同じ“ヲタク”だけど、明日には“課長”かもしれないし、“大学生”かもしれないし、“地下アイドル”かもしれない。

 

ヲタクである自分も、社会人一年目である自分も、どちらも間違いなく自分自身である。

 

 

和田彩花さんは、自身の卒業前日、ブログでこう語っていた。

ついに明日です。

私は今日、いつものように勉強をしていました。
いつも通りの日常を過ごせることが幸せです。

 

 


たとえ寂しい気持ちでいっぱいになっていても、ご飯はしっかり食べてくださいね。そして、寝ることも忘れずに。それぞれやるべきことはしっかりやりましょう。

明日です | 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba

 

少し話はそれるが、中学生でハロプロにハマった私は、大学生になったら現場に行きまくろうと決めていた。

そして2015年、大学一回生の夏頃から現場に行きまくった。(行きまくった、というのは主観だし当社比なので、お前そんなんで現場系ヅラしてんじゃねーよみたいな声は放っておきます。)

 

生涯の推しである田村芽実ちゃんが卒業を発表してからは、本当におかしくなるぐらい現場に行きまくった。お金が無い→バイトを増やす→学校を休む→現場に行く→以下ループ、みたいな毎日だった。お金が無くなると人は卑屈になる、これはマジ。今思えば精神的にちょっとキてた。

 

ご飯もろくに食べず、変な時間に睡眠、やるべきことをやらない毎日。

 

そして2016年5月30日。田村芽実ちゃんはアンジュルムを卒業した。私に残されたのは、たくさんの思い出と、チケットと、日替わり写真と、崩れた「生活」だった。

 

夢の時間である現場に没頭しすぎていた。「生活」から目を背け、夢に依存していた。

 

 

現場はもちろん超楽しいんだけど、「生活」と地続きであることを忘れちゃいけない。現場も「生活」の一部なのだから。

 

そんな当たり前のことに気づかせてくれた和田さんは、やっぱり偉大だ。

 

 

ぜいたく言わない 日々から逃げない

だけどつまらない人間じゃない

踊りたいの!

http://j-lyric.net/artist/a0599d1/l04b5c4.html

 

夢に見てた自分じゃなくても

真っ当に暮らしていく

今どき

http://j-lyric.net/artist/a0599d1/l0494eb.html

 

「恋はアッチャアッチャ」も、「46億年LOVE」も、日常と非日常が対比されている曲だ。

 

人は大きな夢を抱きながら、幸せな未来を夢見ながら、毎日毎日毎日毎日、「生活」する。

 

ご飯を食べる。働く。遊ぶ。お風呂に入る。寝る。

「生活」する。

 

だって 生きてかなくちゃ。